風呂場は膀胱!?(ワレ、膀胱ニ入渠セリ小説版サンプル)

fantiaの500円プラン作品2021年11月号その1のサンプルとなります。
本投稿では作品内から一部分を抜粋しています。
https://fantia.jp/posts/1009439

 ここの公園にはトイレはあった。しかし、男女共用のものが一つあるのみだった。
 そして、出入り口に鍵はなく、スライド式の扉があるのみ。
「万が一、女の子とばったり出くわしたら気不味いけど……ええい、我慢の限界だ!」
 扉を開ける。そして、僕が目にしたものは……。
「え?」
 洋式便座に腰掛け、今まさにトイレを利用している少女の姿だった。
「え、ええええ!?」
 少女は突然の闖入者に驚き、かばんからなにかスプレーのようなものを取り出すとそれを僕に向け。
「え、えいっ!」
 ブシャッという音とともに、缶の液体を吹き付けた。それから、視界は暗転する。
 どうやら僕は意識を手放してしまったようだ。

「ううん、ここは……一体?」
 どれだけ時間が経ったのかわからないが、僕は死んではいないようだった。
 しかし、気がついてから目にする光景は不可解なもので、地面は光沢のある濡れた白いパネル。材質は……石だろうか。
 それがはるか先の壁まで続いている。
 パネルの上には巨大な台形の山や、なんだかよくわからない巨大構造物が置かれており、天は高く曇っている。
「気がついたんですね」
 周囲を見渡していると、上空から声が聞こえてくる。
 上を見上げると、そこには先程の少女がこちらを睨みつけるように立っていた。
 この辺りの中学校だろうか。その制服を身にまとった姿は変わらないが、違うのは先程と比べてあまりにも巨大な姿。
 100倍ほどに大きな姿となっている少女だった。
「君は、さっきの子か!? どうしてそんなに大きく……」
「大きく? 違いますよ。貴方が小さくなったんです。私の使った防犯スプレーで」
「そんな……じゃあ、ここは?」
 突きつけられたのは、小さくされどこかに連れてこられたという事実。
「ここは、私の家のお風呂場です」
「どうしてこんなことを!!」
「貴方、私がトイレしてるところを覗きましたよね?」
 どうやら、僕がわざと彼女のトイレ姿を覗いたのだと勘違いしいるようだ。
「不可抗力だ! 元に戻せ!!」
「駄目です。貴方にみたいな変態さんは、私の手で懲らしめてあげます」
 しかし、こちらの抗議には聞く耳を持たないようで、少女はいそいそとパンツを脱ぎだした。
「うんしょ」
 そして、かがむと僕の立っている場所に向けて女性器を……全長だけで僕の体を覆い隠してしまうような、巨大な陰唇を向けてしゃがみだした。
「実は私、貴方に見られたせいであれからおしっこを出せてなかったんですよ。だから……」
 やんわりとした、笑み。それは自然なものではあるが、紛れもない威嚇。
 そして、それからまもなくのことだった。
 ジョロロロロ……。
 黒い陰毛が生えだした、巨大な陰唇。その内側にある小さな穴――小さいと言っても、僕の体がすっぽりと入りそうな巨大な穴――そこから黄金の滝が堰を切ったように勢いよく溢れ出してくる!
「……っ。は~、気持ちいいー」
「わっぷ! な、何をするんだ!」
 その滝は僕目がけて降り注ぐ。突然のスコールに対応できず、僕はその雨……少女のおしっこを思わず飲み込んでしまった。

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