ハイヌウェレ症候群(サンプル)

 2021年10月販売開始の商品サンプルです。
 https://fantia.jp/products/195403

 西暦20XX年の現代。難病はあっても原因不明の奇病など滅多に無いとされるほど高度に医療が発達したこの世界で、突然謎の症状が流行した。
 若い少女のみが罹患し、患うと排泄物が硬化して苦しめると言われるその症状は、インドネシアの神話に登場する女神の逸話に類似している点から「ハイヌウェレ症候群」と名付けられた。
 患者から得られた情報から、膀胱内に発生した特殊な核のようなものが原因で、大便の水分は過剰失われ、硬化してしまっていることまではわかったが、通常の手段で破壊しようとすると患者に大きな負担が発生してしまう……レーザーによる破壊は、難しかったのだ。
 また、尿管結石のように自然排出には期待できない程度には大きい。
 不幸中の幸いと言ってよいだろうか。この症状の解決策は、発見以前に確立された技術で解決することができる……患者、解決側双方にとって良い手段ではないのだが。
 それは、縮小化装置によって解決側……この装置の利用に適正を持った特別な人間を縮めて、患者の膀胱に送り込んで物理的な破壊を行うというものだ。
 若い少女にとっては羞恥が発生し、解決する人間も汚物まみれで大変なことになるが、現状はこれしか手段がないのだ。
 そして、その解決者に選ばれたのが俺だった。

「そ、その……今回はよろしくおねがいします」
 縮小化装置によって小人化した俺の目の前に、幼い少女……まだ14歳ほどだろうか。ハイヌウェレ症候群患者がぺたりと座り込んでいた。
 本来なら俺の肩ほどもなかったであろう小さな少女だが、今の俺にとっては入道雲すら突き破るほどの巨人だ。俺は、今からそんな巨人少女の膀胱……おしっこを溜め込む臓器へと潜り込むことになる。
「じゃあ、恥ずかしいと思うけれどスカートと下着を脱いで、お股をこちらに見せてくれないか」
「は、はい……」
 こちらの指示に従い、スルスルとスカートを脱ぎ始める少女。白いパンツも脱いで、上はセーラー服を着ながらも下半身は露出している奇妙な状態となってしまった。
「ぬ、脱ぎました……」
 彼女は顔を赤くし、恥ずかしそうにしながら言う。
「次は、お股を開いて、陰唇……割れ目を片手で開いてくれ」
「…………」
 無言。わずかに逡巡した後、少女はやはり恥ずかしそうにしながら陰唇を開いてみせる。
 黒い陰毛が生い茂った割れ目の中からは、きれいなサーモンピンクの外陰部が露出される。
「うぅ……」
 呻く少女。まだ中学生で、繊細な年頃なのだ。当然、恥ずかしいのだろう。
「そうしたら、もう片方の手で俺を掴んで、尿道口……おしっこの穴の側まで連れて行ってくれ。それから先は、俺に任せるんだ」
「お、おしっこの穴ですね」
「ああ」
 少女の巨大な二本の柱に摘まれ、尿道口に対面する。当然といえば当然だが、その穴からはアンモニアの強い刺激臭が漂っている。
「く、臭い……ですよね」
「い、いや。大丈夫だ」
 やせ我慢だが、ここで正直になってしまっては彼女にいらない恥をかかせるだけだ。
 俺は尿道口から尿道へと潜り込み、おしっこの通路を歩き始める。

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