【アークナイツ二次創作】シーンお嬢様の膀胱炎治療

ジャンル:サイズフェチ、シュリンカー、スカトロ
文字数:2816文字
2021年7月号500円プランとは無関係の、無料公開作品です。

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 ロドス・アイランド製薬。鉱石病という奇病に立ち向かうために活動するこの組織では、当然のように健康診断も行われている。
 指揮官……ドクターとして活動する私は写真家の少女シーンと並んで、医務室へ呼び出されていた。
 眼の前にいるのは呼び出した本人、ケルシー。だが、自分には診断結果に異常は見受けられなかったはずだ。

「突然呼び出して、なにかあったのか?」

「ああ。すまない。ドクターにはなにもないが、シーンに異常があったのでな」

「お嬢様にですか?」

 異常者もとい、患者本人に代わって話すのは、シーンに付き従う小型ロボット。当の本人は表情すら動かさない。

「シーン、単刀直入に言う。君は膀胱炎だ」

「膀胱炎、ですか?」

 相変わらず、返事をするのはシーンに代行するロボットの方。

「面倒だからって、我慢するのはよくないぞ」

「でも、シーンの膀胱炎と私になんの関係が?」

 状況が読めない私は、つい口を挟む。

「すまないな。ドクターには、シーンの膀胱炎を治す手伝いをして欲しいんだ」

「手伝い?」

「ここに、ロドス新開発の縮小薬がある」

 縮小薬。名前の通り、生物を小さくする特殊な薬だ。
 主に極端に狭い環境で活動するための、工作員向け薬剤だが……。

「ドクターには、身長5ミリまで縮む薬を飲んでもらい、シーンの膀胱に入ってもらう」

「わたし、の……!?」

 私がシーンの膀胱に入る。その言葉には、普段一言も喋らないシーンすらも驚いたらしい。

「待ってくれ、なんで私がそんなことを?」

「新薬の実験……もとい、最高責任者として部下の面倒を見ることは大事だろう?」

 今、実験と言ったな。
 だが、事実誰かがやらないといけないなら私が動くことはやぶさかではない。

「わかった。私がシーンの膀胱に入ろう」

「あの、わたしの、いしは……」

 むしろ治療される当人が一番置いてけぼりになっているが、他の手段が現状困難、または時間がかかるなら致し方あるまい。

「では、ドクターには早速縮小薬を飲んでもらう。薬が効くまでに、シーンには着替えと排尿をしてもらう」

「排尿ですか?」

 若干調子を取り戻したのか、シーンに代わってお供のロボットが質問していた。

「ああ。先に尿を出さないと、ドクターが膀胱に入ろうとしたら押し流されるだろう?」

「…………」

 これから行われる事態を想像してしまったのだろうか。シーンは顔を赤らめる。

 それから数分後。私が飲んだ縮小薬はあっという間に効果が発揮され、医務室の光景は全て拡大された。
 今私がいるのは、ケルシーが使っているデスクの上。
 そして、目の前には今回のために加工された患者用の手術衣を着たシーンがいる。
 青いローブの手術衣は、一見するとワンピースに近い姿だが、ある一点が切り取られている。
 股関節の部位。そこはこれから私がシーンの膀胱を目指して侵入するため、そこだけは彼女の生まれたままの姿を晒していた。
 髪の毛同様クリーム色をした陰毛は、手入れがあまりなされていないのだろうか。まるで私の侵入を妨げるかのように生い茂るジャングルと化している。

「ドクター。シーン。準備はいいかな?」

 ケルシーは確認を取るが、私はここまで来て引き下がることもできない。

「お嬢様は恥ずかしがっておられます。なるべく、見られないように」

 お供ロボットはそう言うが、前を見なければ尿道口を探すこともできない。
 若干呆れながらも、私は治療薬……特殊な塗り薬を持ってケルシーの手のひらに乗る。
 シーンの尿道口すぐ近くまで運ぶのはケルシーの役目。そこからは、私の役目だ。

「…………!」

 陰毛を探りながら自らの股間に他人の手が当たることに反射を起こしたのか、シーンの身体は若干ビクンと動く。
 だが、ケルシーはそれに意を介さず淡々と尿道口を探す。
 少しすると、私の周囲に異臭が漂う。アンモニアの臭いだ。
 よく見ると、陰毛には淡黄色の液体が付着しており、シーンの肌にも同じ液体が水たまりのようについている。
 もしかしなくても、これはシーンが排尿した際の拭き残しだろう。
 陰毛ジャングルの奥には、クレバスのような割れ目が縦に裂けている。
 私を乗せたケルシーの手は器用にそれをこじ開け、指をある孔まで伸ばす。その指先にある孔こそ、尿道口。
 シーンが排尿で体内の老廃物を排泄するための孔だ。
 不浄の孔からは、今まで以上に強烈な刺激臭が漂っているが、私の目的地はその最奥部。すなわち膀胱。
 小型ライトを照らしながら、シーンの尿道を歩いていく。
 尿道内は薄桃色の洞窟で、壁の奥からはザァザァという血流の音が聞こえてくる。
 血液の流れる音をBGMに尿道を歩き続けると、あまり長くない時間で奥までたどり着いた。女性の尿道は男性と比べてシンプルかつ短いのが幸いだ。
 私はシーンの膀胱を閉じる膀胱括約筋をこじ開けると、ついに彼女の膀胱へとたどり着いた。

「ここが膀胱か……」

 ライトで照らされた光景は、薄桃色のドーム。
 まるで洞窟の地底湖を彷彿とさせるこの空間だが、壁をひだが覆っている姿からやはり生物……それも、自分と大差ない人型種族の体内ということを嫌でも思わせる。
 奥の壁に空いた二つの孔からは、ゆっくりとした速度で黄金色の液体がコポコポとこぼれ落ちてくる。
 シーンが接種した栄養の、不要なものは腎臓で濾過され、尿管を通ってあの孔からここに溜め込まれる。
 つまり、私の作業は時間制限付きで、あまりモタモタしていたは私自身が“尿”として排泄されてしまうだろう。
 だが幸いだろうか。膀胱炎らしき炎症はあっさり見つかった。
 膀胱括約筋近くの壁、ちょっと登った先の壁。それに、反対側の壁。
 悠長に動かなければ、問題なく間に合うだろう。

 作業は無事に終え、通信機を使って外に連絡を取る。
 どうやらシーンは利尿剤を飲んで私を外に出すらしい。
 事実、尿管から流れ込むおしっこの流量は作業中より明らかに増えており、外の世界への脱出が近いことを示唆している。
 膀胱に溜め込まれるおしっこの水嵩が増えるにつれて膨らんでいく、ドーム。
 しかし、それも限界が来たようだ。尿意が伝わったのか、黄金水の湖底にあるすぼみは開き、螺旋を描いて私を外に排泄する。
 膀胱に入る際に使った経路、尿道。
 それは今やウォータースライダーのように私を外界へと押し流す。

 ジョロロロロ……!

 シーンの体内から投げ出された先。そこは薄桃色で半透明の容器の中だった。
 バスタブ。排尿の量によっては紙コップでは足りないと判断され、大きめの容器を用意したのだろう。

 ジョボボボボ……。

 頭上から降り注ぐ、シーンのおしっこ。それはクリーム色の樹海の奥から滝のように流れ込む。
 さながらこのバスタブはシーンという滝の滝壺ということだろうか。

 それから少しすると、私は別の薬でもとの大きさに戻った。
 後日話を聞くと、シーンも調子が良くなったようで任務では活躍してくれている。
 ただ、シーン(の従者ロボット)に質問されたときは答えに悩んだが……。

「シーンお嬢様の膀胱は、どのような光景でしたか?」

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